ども、ナタリです。
今回はゴチャゴチャしがちのLANケーブルを、長さをピッタリでスッキリと配線できる自作LANケーブルについて紹介をしてみたいと思います。
自作LANケーブルのメリット・デメリット
LANケーブルを自作することのメリットは、必要な長さピッタリのケーブルを作れることです。結束バンドでまとめたLANケーブルを机の裏に隠しておくようなことをせずに、スッキリと配線することができます。
デメリットは、初期費用がかかることでしょう。工具を揃える必要があるのはまぁ当然として、LANケーブルをリールで買ったりコネクタのまとめ買いなど必要な材料を余分に買う必要があります。それでいて市販のケーブルを買うよりコスト面で優れているかというと、実際はそれほど安上がりでもありませんし・・・。
LANケーブルの自作は、必要な長さのLANケーブルをサクッと準備できるという点が1番の魅力ですね。
LANケーブルを自作する際に注意する点
カテゴリー
LANケーブルには通信速度の違いにより規格が存在している。
- CAT5 カテゴリー5
- CAT5e カテゴリー5e
- CAT6 カテゴリー6
- CAT7 カテゴリー7
などがあります。利用するLANの規格が何なのかによって使えるケーブルの種類が異なります。
LANケーブルを自作しようとするひとなら分かっていると思うけど、ギガビットイーサネットで使うならカテゴリー5e以上のケーブルが必要になります。
ストレートとクロス
これは今ではあまり気にする必要はないでしょう。自作LANケーブルはストレートケーブルで作りましょう。
ケーブルの形状
丸型やフラットタイプなどケーブルの形状にもいろいろ種類がありますが、自作用のケーブルはほぼ丸型ばかり・・。
もし、絨毯の下にケーブルを通したい場合などはフラットタイプが良いので、そんなときは自作を考えずに素直に市販品を購入した方が良い場合もありますね。
LANケーブル自作に必要なもの
LANケーブル
まずはケーブル。種類はカテゴリー5eかカテゴリー6のケーブルにしておけば困ることはないと思われます。ただ、LANケーブルにはカテゴリー以外にも材質の違いなどいろいろな種類があるので、ケーブルを豊富に取り扱っているRSコンポーネンツで探してみると良いと思います。
LANコネクタ(RJ-45プラグ)
コネクタにもカテゴリーの対応があったりするので、利用するケーブルに合わせおけば良いでしょう。
かしめ工具
かしめ工具とか圧着工具などと呼ばれるもの。価格はピンキリです。高いモノは精度が良いのだろうけど、ボクの使っているのは安くてもちゃんと使えてるよ。
外皮むき工具
外皮むき工具が無くてもナイフなどがあれば大丈夫かもしれないけど、あるとやっぱり便利です。スルッと皮むけますw
LANケーブルテスター
テスターはできあがりをチェックするだけなので、自作テクが完璧ならなくても大丈夫かも。これも合った方が便利っていうものなんだろうけど、問題が発生した場合、テスターがあれば解決がはやいのは間違いない。
コネクターカバー
コネクタカバーもあれば良いというもので、無くても得に問題はない。主な役目はコネクタのツメ折れ防止。
以上のモノがあれば、LANケーブル自作はOKです。
LANケーブル作り方
1.ケーブルを切る
ケーブルを必要な長さで切断。気持ち長めにするのがいいかも。
2.被膜をむく
コネクタに合った長さになるようにケーブルの長さを揃えます。細い線が長すぎても短すぎてもダメ。
3.ケーブルを並べてコネクタにセット
ケーブルは並べる順番が決まっていますので、間違わないように並べてコネクタにセットします。
結線方法は以下のサイトを参考にどうぞ。
LANケーブルの作り方
4.工具でかしめる
工具にコネクタをはめた後、しっかりと握って圧着します。両端のコネクターを圧着するれLANケーブルのできあがりです。
5.テスターで確認
後はテスターで間違いがないかやちゃんと圧着されているかを確認すればOKです。
まとめ
今回は自作LANケーブルについての話でした。
今はケーブルもゴチャゴチャしないWiFiが便利だし速度も充分になってきているので、有線LANはあまり使わなくなってきているかもしれません。
でも、有線LAN接続は速度や安定性の面でWiFiより優れているのは間違いありませんので、可能な限り有線LANで繋いだ方が快適さは増しますね。
ただやはりケーブル類は煩雑になりがちなので、せめて自作LANケーブルでスッキリと配線するのがボクは良いと思っていますよ。
興味があれば、是非自作LANケーブルに挑戦してみて下さい。